読了)嫌われる勇気
嫌われる勇気
読了しました。
アドラー心理学について
哲人と青年の対話というかたちで語られています。
アドラー心理学的な
幸せとは何か?
人生とはどんなものか?
といった考え方を学ぶことができます。
ストーリー形式で内容の展開も面白いです。
●私がこの本から学んだことを簡潔に述べると
☆「自由とは他者から嫌われること」
→「嫌われる勇気」というタイトルから、「嫌われてなさい」と捉える人もいるようですが
積極的に嫌われるということではなく、嫌われることを怖れるなということ。
=『自由とは「嫌われる勇気」』
☆「一般的な人生の意味はない。人生の意味は、自分が自分自身に与えるもの」
→自分の人生に意味を与えられるのは自分だけ
☆「人生とは連続する刹那」
→私たちは「いま、ここ」しか生きることができない。そして「いま、ここ」だけを真剣に生きるべき
☆「幸福とは貢献感」
→貢献感とはわたしは誰かの役に立っているという主観的な感覚
⇢私たちは存在しているだけで他者の役に立っている
☆課題の分離
→「自分の課題」と「他者の課題」を分離する。
※「自分で変えられるもの=自分の課題」であり「自分では変えられないもの=他者の課題」
⇢他者の課題(変えられないもの)は切り捨て、自分の課題にフォーカスして生きていく。
こんなところです!
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◯自分の人生を決めるのは「いま、ここ」を生きる自分自身
◯人間の悩みは全て対人関係の悩み
◯いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ価値がらある
◯お前の顔を気にしているのはお前だけ
◯アドラー心理学では「個人としての自立」と「社会における調和」を大きな目標として掲げる
◯課題の分離について
ある国のことわざ⇢「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」
⇨水を呑むのは他者(馬)の課題
◯他者の課題には介入せず、自分の課題にも介入させない→対人関係の悩みを一変させる可能性を秘めたアドラー心理学的視点
◯対人関係のゴールは「共同体感覚」
・共同体感覚⇢他者を仲間だとみなし、そこに自分の居場所があると感じられること
◯普通であることの勇気
・普通であることは「無能」ではない
◯人生における最大の嘘は「いま、ここ」を生きないこと。⇢過去や未来を見て、人生全体にぼんやりと光を当て、なにか見えたつもりになること。