読了)究極のマインドフルネス 著:メンタリストDaiGo
「究極のマインドフルネス」
著:メンタリストDaiGo
読了。
本書は「私たちは何のために生きているのか?それは、幸せになるためではないか」そんな冒頭からはじまります。
誰もが幸せになるために、日々、学び、仕事をし、さまざまな努力しているはず。
それなのに、悩みや辛い思いばかりで幸せを感じている人が少ないのが今の社会の現状です。
そして、人間のほとんどの悩みは「自分が勝手につくり出しているもの」にすぎず、まわりを変えるのではなく、自分のことを客観的に見て自分を変えていくほうが、ずっと生きやすくなる。そのためのテクニックとして、大事になってくるのが「マインドフルネス」と「瞑想」である。
マインドフルネスというのは、ひと言でいうと
「気づき」であり、それを強化してくれるのが瞑想である。
本書では、著者であるメンタリストDaiGoさんの経験も含めて、科学的な根拠を示しながら、 マインドフルネスな生き方と簡単な瞑想のやり方を説明しています。
ここでは、本書に紹介されている内容、テクニックのうち、私が重要だと思ったものを3つに絞り紹介します。
一つ目は、
「マインドフルネスのABC」です。
これはマインドフルネスの基本ともいわれるもので、
Aは、アウェネス⇢「自分が何をしているのか」に気づくということ。
Bは、ビーイング⇢価値判断や評価をせず、ただただ「そういう行為をしている自分がそこに存在している」と客観的にとらえること。
Cは、クラリティ⇢物事をあるがままに、明確にとらえること。
です。
つまり、
「マインドフルネスとは、自分がしていることに気づき、気づいたことに対して判断を下すのではなく、あるがままに、明確に、その物事を捉えましょう」というものです。
このマインドフルネスのABCは、しっかりおさえておきたい内容です?
次、二つ目は
「脳を鍛えるマインドフルネスのコツ」です。
これは、具体的なマインドフルネスのやり方についての内容です。
ポイントは、3つ
①姿勢を正す
②ゆっくり呼吸
③注意のコントロール
です。
それぞれ、もう少し詳しく説明していきます。
まず
①の「姿勢を正す」
お腹を少し突き出すくらいのイメージで姿勢をよくします。姿勢をよくすることで、脳の前頭葉にたくさん酸素がまわり、集中力が高まったり瞑想の効果が高まったりするといわれています。
②の「ゆっくり呼吸」
姿勢を正したら、次はゆっくり呼吸することを意識していきます。ペースとしては、1分間に4〜6回呼吸をするのがよいということです。「4秒かけて吸い6秒かけてで吐く」という感じがちょうど良いペースになります。
③の「注意のコントロール」について
瞑想中は、何か一つのことに集中するということで、基本的には、呼吸に集中することがオススメされています。具体的には、肺に空気が入っていく感覚や空気ぐ出ていく感覚に注意を向けたり、吸う空気、吐く空気の温度(冷たさ、温かさ)に注意を向ける、といったやり方がよく紹介されています。注意を向けるのが難しいという場合は、呼吸をカウントするというやり方もあります。これは、吸うときに、1、2、3、4、吐くときに、1、2、3、4、5、6とカウントするというやり方です。
そして、
「マインドフルネス瞑想の効果を爆上げする方法」ということも書かれていたので、紹介します。ズバリ、マインドフルネス瞑想の効果を爆上げする方法は、「続けること」だそうです。マインドフルネス瞑想は、やればやるほど効果が増える、効果が出る、ということが、研究結果からわかっているようです。
ここで紹介する内容
さいごの3つ目は、
「ストレスを簡単に半分にする方法」です。
それは、
「ストレスを感じたときに2〜3分深呼吸をする」
ただこれだけです。
深呼吸すると、リラックスできる、緊張がほぐれるということは、皆さん知っていると思います。しかし、実際にそれを生活の中でやっている人はなかなかいないのではないでしょうか。
ストレスを感じたとき、2〜3分深呼吸をするだけで、ストレスが半分になるという研究結果があるということなので、これをやらない手はないと思います。
以上
本書の中の重要だと思った内容を3つ紹介しました。
これ以外にも、マインドフルネス瞑想のことはもちろん、人生に役立つテクニックがたくさん書かれている一冊ですので、
是非、手に取って読んでみてください。