読了)超一流の雑談力
「超一流の雑談力」
著:安田正
読了。
本書は、2020年上半期、いちばん売れた雑談の本で、シリーズ累計80万部も売れています。
雑談とは、意味のない無駄話をすることではなく、人間関係や仕事の質を根本から変えてくれるもの。あらゆる人間関係の入り口であり、人生を変える大きな力がある。
この本には、そんな著者の思いが込められており、雑談力を高めるための方法が、具体的・実践的に解説されています。
人とコミュニケーションをとるのが苦手、話すのが苦手という方はもちろん、よりよい人間関係を築いていきたい、仕事で結果を出したい、人生をより良くしたい。そんな方に読んで欲しい一冊です。
ここでは、この本に書かれている中で、私が大事だと感じた内容を3つ解説していきます。
①会話の2つの軸
・タテの軸⇢会話の深さ
・ヨコの軸⇢会話のバリエーション(話題)
会話には、この2つの軸があり、この2つの軸を上手く使って、話を弾ませることができます。
具体的には、
「様々な話題をふりながら(ヨコの軸)、相手は何に興味があるのか、どんな話をすれば会話が深まっていくのかを探っていき、相手が乗ってきたところで、その話題を深めていく(タテの軸)」というものです。
次
②雑談に適したテーマ
雑談に適したテーマは
・気候
・ファッション
・健康
・趣味
・最近のニュース
・出身地
・血液型
・仕事
といった、誰にでもあてはまるあたりさわりのない話題
だということです。
あわせて、
雑談で出すべきでないテーマにも触れておきます。
それは、政治や宗教など、個人の思想が深く関わっているものです。
話題を考える際は、注意しましょう。
さいごは
③あいづちの「さしすせそ」
というものです。
・さ⇢さすがですね
・し⇢知らなかったです
・す⇢素敵ですね
・せ⇢センスがいいですね
・そ⇢それはすごいですね
この「相槌のさしすせそ」は、話している相手が気持ち良く話せる、相手に良い印象を与えるといもので、自分の聞く力を高めるテクニックでもあると思うので、意識して実践したいと思います。
この他にも、
・会話の序盤で適度な自己開示
・オノマトペを上手く使う
・声は高めに出す
・日頃から口角を上げる
・話をちょっとだけ盛る
・大事な話の前には、0.5秒くらい間を置く
・最初に「ポイントは◯個あります」と言ってから話す
など、
実践しやすい内容が、具体的な説明とあわせて、たくさん書かれていました。
是非、手に取って読んで欲しい一冊です。