印鑑と資本金の証明書が揃い、書類の準備が万端となったコンサル生のAさん。第6章の9日目となる今日は、本業を持つ会社員にとって最大の難関と思われる「法務局への登記申請」を、平日に1歩も家から出ず、夜の15分間で完全自動化する「電子登記申請」の裏ワザを実践します。
昔であれば、平日の昼間に有給休暇を取って法務局の窓口まで出向き、慣れない書類を何枚も提出し、不備があれば何度も呼び出されるという、会社員にとっては地獄のようなハードルが存在していました。しかし、今はマイナンバーカードとスマートフォン、そして国税庁や法務局が連携した「マネーフォワード会社設立」などの無料支援ツールを使うことで、自宅の書斎にいながら一瞬で申請が完了します。
「ハルさん、本当に法務局に行かなくていいんですか? 明日の昼休みにダッシュで行こうと思っていましたが、パソコンとスマホだけで完結するなら、本業への影響が一切なくて本当に助かります!」
スマホをかざすだけで、登記申請が終了する
Aさんは、支援ツールの画面の指示に従って、これまでに決めた社名、住所、資本金の金額を入力していきました。システムが自動的に必要な登記申請書や定款のPDFを生成してくれます。
最後に、スマートフォンでマイナンバーカードをピッと読み取り、電子署名を付与します。これで、国に対して「間違いなく私がこの会社を設立します」という法的な証明がなされました。登録免許税として必要な6万円(合同会社の場合の一律費用)も、ネットバンキングから電子納付(ペイジー)で一瞬で支払いを済ませます。
15分の「聖域」で、1つの会社が国に登録された
すべてのボタンを押し終えたのは、夜の11時15分。Aさんがパソコンを開いてから、わずか15分後のことでした。
「画面に『申請完了』の文字が出ました……。これで僕の会社が国に受理されたんですね。有給を取ることもなく、パジャマ姿のままで会社が作れてしまうなんて、時代の進化の凄さと、ハルさんのノウハウの強力さに震えています」
これで法的な申請はすべて完了です。あとは法務局の内部で審査が行われ、約1週間ほどで正式に「登記完了」となります。明日は、会社が審査を待っている間に、ライターチームの組織力をさらに強固にするための「マニュアルの自動アップデートシステム」の構築に取り組みます。






