読了)稼げる話術 著:鴨頭嘉人
「稼げる話術」
著:鴨頭嘉人
読了
この本は、チャンネル登録100万人を超えるYouTube講演家鴨頭嘉人さん(鴨さん)が書かれた本です。
鴨さんの、マクドナルド時代の現場での経験や講演家、セミナー講師として得たノウハウやコミュニケーションのスキルである、伝達力・聴く力・洞察力・承認力などについて述べられていて、
ビジネスパーソンにとって武器になる「稼げる」コミュニケーション術について書かれている本です。
個人的に、この本はめちゃくちゃいい本だなって思ってて、
その理由は、私が好きな、鴨さんの名言や言葉、考え方についての内容がいっぱいありました。
例えば、
・世代間での価値観の違い
・5つの承認力の話
・場の支配力
とかです。
本当は、書かれている内容を全部紹介したいのですが、、、
ここでは3つの内容にしぼって
まとめていきます。
①聴く力の3つの段階
コミュニケーションにおいて、聴く力がすごく重要であり、その聴き力は3つの段階があるという内容です。
一つ目の段階は
「全身で聴く」
・聴くは、主体的アクションであり、聴くとは相手が「聴いてくれている」と感じるレベルのこと。そして、全身で聴くとは、身体全部を使って、大げさに、表情も使って聴くということ。
次、聴く力の二つ目の段階は
「自分の答えを持たないで聴く」
・これは、言葉の通りですが、
「人の話を聴くときは、途中で口を挟まず、自分の答えを持たないで最後までしっかり聴く」ということです。
→人は、否定がない環境であれば、本音を言います。自分の答えを持たずに、しっかりと最後まで聴くことで、相手の本音を引き出すことができ、その人といままで以上に繋がることができます。
3つ目の段階は
「相手の『声にならない声』を聴く」です。
これは
・「相手の表面的な言葉だけを受け取るのではなく、その言葉の裏にある真意を受け取ろうとする」ということです。
そして、この「相手の声にならない声を聴く」力は、日々のトレーニングによって鍛えることができます。
人は、無意識のうちに体のどこかで自分の思っていることを表現します。それを見逃さないように、相手の本当の気持ちを想像するのです。
具体的なトレーニング方法については、是非本書を読んでもらえたらと思います。
以上
聴く力の3つの段階という内容でした。
次、2つめの内容は
②5つの承認力
これは「自主的に動く部下を育てる方法」という項目で出てきた内容で、部下・後輩を持つビジネスマン、上司には必須のスキルということで述べられています。
「承認」とは、「相手が見てくれていると感じることであり、この承認には5つのステップがあると解説されています。
1.結果承認
2.プロセス承認
3.行動承認
4.意識承認
5.存在承認
ということです。
『部下を承認するのが上司の仕事』ともいわれていて、私もこの「承認」は社会人必須のスキルだなって思います。
これ以外にも、
「承認のバケツ」という話もあるんですが、ここでは割愛します。
最後、3つ目の内容は
③WAB(ワブ)
これは、鴨さんがつくった造語みたいなものです。
・Wは、who⇢誰に向かって話しているのか
・Aは、A地点⇢相手は今、何を想っているのか(相手の今の状態)
・Bは、B地点⇢目的を持って話した後の状態(聴き手の幸せ)
ということで、
◎聴き手が現在いる「A地点」から、聴き手にとって幸せになる「B地点」へと、行きたいと思うように伝わるように話すことが大事であって、
「A地点にいる聴き手が、B地点にいきたと思うように相手に伝わるように話す」
→自分が言いたいことを言うのではなく、「相手がどうやったらB地点に行けるだろうか」ということを考えて話す。
という内容でした。
この考え方はなかったなーと思いつつ、こんなふうに話せるようなりたい、ならないといけないなーと感じました。
3つといったんですが、最後にもう一つ
「スピーチそのものが良かったと思ってもらえる、良い印象になる技術」という内容があって、
それは、
『スピーチの最後は、「以上です。ありがとうございました。」と声を張って、笑顔で言う』というものでした。
これはすぐに使える!
って思ったので、早速使ってみたいと思います!
「以上です。ありがとうございました。」※笑顔で声を張る